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ジューンブライドの意味と由来-6月の結婚式にこだわる理由とは。

      2017/06/30

この記事の所要時間: 640

ジューンブライドの意味と由来って何?
6月に結婚式を挙げたい理由って?

 

 

日本でも一般的になり、多くのカップルが選ぶ結婚式のスタイルは牧師の前で結婚の誓いを述べ、指輪の交換などの儀式を伴うキリスト教式の結婚式でしょう。

 

そうした西洋の、とくにヨーロッパの伝統を取り入れた結婚式が好まれるのは、多分に花嫁をふくむ世の女性たちに好ましいイメージを抱かせる儀式であるからかもしれません。

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たとえキリスト教徒ではなくとも、広い意味での神様の前で、つまりこの地球・世界を見守ってくださる神の前で宣誓をするのなら、新郎新婦が好むどんなスタイルをとってもいいのでは…といった意識が日本の社会にはあるように思われます。

 

【ジューンブライドの意味・由来】

こうしたヨーロッパの伝統と一緒に、結婚式に付随するさまざまなジンクスも日本に入ってきました。全般的にヨーロッパのしきたりにはギリシャ神話にまつわるものがたくさんありますが、『ジューンブライド』もそのひとつです。

 

June Brideジューンブライド、英語で『6月の花嫁』という意味を持つ言葉ですが、Juneはギリシャ神話の全能の神ゼウスの正妻ヘラの英語名です。

 

神話のなかでも最高位の女神とされるヘラは結婚・出産を司り、家庭、女性、子どもの守護神とされており、婚姻における女性の権利を守る象徴でもあるそうです。

 

そうしたヘラの祭りが6月1日に行われていたこともあり、6月は結婚に最適な月、六月に結婚式を挙げた花嫁は幸福になれるといわれるようになったのです。
ヘラは美の女神ヴィーナスにも負けないほどの美貌の持ち主で、その魅力にぞっこんになったゼウスに熱く口説かれたのですが、すでに愛人が複数いたゼウスの求愛をヘラは簡単に受け入れませんでした。

 

求愛に応える条件としてヘラはゼウスに自分を正妻として迎えてほしいと求めました。ゼウスも仕方なく愛人たちと別れ、ヘラを正妻にしました。

 

けれどもその後も浮気を繰り返す夫ゼウスは多くの愛人とのあいだに子をもうけ、ヘラの怒りを買うことになります。それでもヘラは夫を叱責しつつ、浮気相手の責任を追及するため、あの手この手で妨害を続け、結婚と女性の貞操を守るという彼女の職分を守り通しました。

 

嫉妬深いところはありますが、結婚における女性の権利を守るパワーを持つヘラは、かつて女性の権利が重視されていなかったヨーロッパの社会で主として女性に支持される女神だったのでしょう。

 

【6月の結婚式は農作の都合?】

 

ヨーロッパで6月に結婚式を挙げることがよいとされる理由はかつて農業中心だった社会構造にもありました。

 

農業の繁忙期は3月、4月、5月に集中しています。だからこの3ヵ月に結婚式を挙げることは農作業の妨げになるとして、好ましくなかったのです。

 

だから冬のあいだに愛を深めたカップルたちは待ちかねたように、6月に結婚式を挙げました。そうした社会的事情と先の女神ヘラの神話も手伝って、ジューンブライドは欧米で幸福な結婚の象徴となっていったのです。
また、ヨーロッパでは6月は晴天の日が多く、晴れ渡った青空のもと、繁忙期を乗り切り一段落した地域の人々に集まってもらえ、明るく爽やかな素晴らしい結婚式を挙げることができました。気候的に見ても、欧米では6月がベストシーズンであることにいまも変わりはないでしょう。

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【日本の6月は?】

こうして西欧式の結婚式のスタイルが日本に入ってきて定着したのですが、『ジューンブライド』という意味は受け入れられても、それを実際に行うのは日本の気候からみて困難な点がありました。

 

そうです。日本の6月といえば梅雨のまっただなか。雨になる確率が高い時期に結婚式を執り行えば招待客に要らざる負担をかけることにつながる、といった懸念もあり、かつての日本では現実的に『ジューンブライド』を受け入れにくかったといえるでしょう。
しかしながら、時代の変化とともに式場施設の充実もあり、たとえ雨が降っても素晴らしい結婚式を挙げることもできるというイメージがじょじょに浸透していきました。1980年代になると、皇太子殿下と雅子さま、秋篠宮殿下と紀子さまの結婚式が6月に行われたこともあって、ジューンブライドへの憧れが社会にふたたび広まっていきました。

 

【ジューンブライドはブライダル業界の戦略だった!】

昭和のころ、日本での結婚式が多かったのは10月と4月でした。6月はやはり閑散期にあたり、ブライダル業界では予約の入りにくい6月のイメージアップ戦略として『ジューンブライド―『6月の花嫁は幸せになれる』というコンセプトを社会に向けて発信しはじめました。

 

実際にアイディアを出したのは帝国ホテルだとされていますが、もともと概念的には受け入れられていた言葉だったこともあり、効果が出るのにそう時間はかかりませんでした。

 

【縁起・ジンクスにこだわる国民性】

日本人は昔から縁起を担ぐことにこだわりがあることで知られます。

 

もちろん西欧にもおまじない的なジンクスはあり、結婚式にまつわる言い伝えは枚挙に暇がないほどです。

 

結婚するカップルが、花嫁が、幸せになるとされてきたおまじないのなかには不思議なものもありますが、それぞれ微笑ましい理由があって、やはり人間はいつでも幸せを求めてやまない生き物なのだなとあらためて思います。

 

日本にも『ゲン担ぎ』の言い伝えがあり、私たちは知らずしらずそうした昔からの言い伝えに影響を受けているものです。そんな国民性から西洋の『幸せを願うおまじない』のひとつとしてジューンブライドが定着してきたのは当然のことといえるかもしれません。
近年は価値観の多様化もあり、結婚式は昔に比べれば特定の月にそれほど集中しなくなったようです。アンケート調査の結果を見ても一位は11月、二位は10月と6月と、6月が二位につけています。キリスト教式結婚式にはつきもののライス・シャワーやブーケトスなど室外でこそ映えるおまじない的な儀式も、式場に室内庭園を設けることで天候の変化に対処できるようになってきました。『6月の花嫁』は雨に悩まされる時代ではなくなったのです。

 

【みんな幸せになりたい!】

 

そう、『ジューンブライド』に憧れる女性は多いのです。こうすれば…ああすれば…。幸せになれると信じたいさまざまなおまじない。一生に一度の腫れの舞台を憧れの形で実現したいのは花嫁なら誰しも同じです。

 

そんな花嫁の願いを聞き入れない花婿がいるでしょうか? それに日本はもともと雨の多い国でもあります。

 

ベストシーズンとされてきた春や秋でも雨が降る日があります。さらに雨が降ることは悪いこととは限りません。恵みの雨として作物を育て、昔から「雨降って地固まる」とか「雨とともに幸せが降りこんでくる」といった肯定的な意味合いもあります。
いずれにせよ、結婚式はつつがなく終えたとしても、結婚式を終えたふたりにはそのあとにもっと大切なことが待っています。互いに信頼し合い、平穏な日常をいつまでも続けられる努力があってこそ、もとは他人だったふたりが真の夫婦となり本物の幸福が得られるのではないでしょうか。

 

どれほど華やかだったとしても、結婚式とは平穏な日常を重ねるための努力を誓う儀式なのかもしれませんね。

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